MAVIC インスタントドライブ修理記録

はやこと

2022年02月21日 21:59

MAVIC キシリウムSLのロードバイク用のホイール
フリーハブが空転し帰宅困難になりました。

2021年から MAVICホイールはすべて
インスタントドライブ ID360と呼ばれる
ラチェットのかみあいがたくさんある構造になっているらしい。

1度掃除、グリスアップしたものの
それでも空転してしまったため、
ラチェット部分の部品交換を行いました。
部品入荷に約2か月でしたよ。

部品取り寄せして、自分で修理してみました。

(この方法が正しいか不明ですが、
個人の修理記録として残したいと思います。)

スプロケットを外し
フリーハブが出てきました。


手でスポット外します。

引き抜くとこんな感じ。

バネが見えます。

バネと、その下にある金属のもの(ラチェット)を取り除きます。

ラチェットの周りにはゴムパッキン


傷つけないように、竹ひごで持ち上げました。

さらにその下にラチェット
こちらも 内側に竹ひごを入れて持ち上げてみました。



取り出せるとこまで外すとこんな感じ。



グリスがまっくろです。(実は分解しての掃除2回目。初めての時はもっとやばかったです。)



購入したものはこちら

KIT 2 RACHET ID360・SPRNG・GREAS
V2251701

11000円(^▽^;)



内容物はこちら



左から バネ、ラチェット、ゴムリング、ラチェット、そして フリーハブ用の専用グリス 
計5点

旧品、新品の部品寸法を測定してみました。

旧ラチェット 4.93mm

新品は4.95mm  

厚みはそれほど変わらず -0.02mm程薄くなっている様子


 

厚みはほぼ変わらないけれど、ラチェットの角が丸くなっているかな。
ラチェット上部のフラット面 右の新品は結構フラット部が広かったのに
旧品はフラット部が細くなっています。
これは角のエッジが少し丸くなったためと思われますね。


次にバネ
旧バネは12.72mm厚


新ばねは13.82mm厚

1.1㎜かな?もっと寸法差があったようですが

下の様に 並べると一目瞭然です


だいぶばねの厚みがなくなっていました。
バネの反発力弱くなっていたはず。
グリス切れで、ラチェット回転時の熱が高温になり
バネを変形させてしまったかな。


さて、これから大変でしたが、
各部に黒ーくこびりついたグリスをなとかきれい!
いろんなところに真っ黒なグリスを取り除きました。


一通り清掃完了したため、
あとは部品組み立てです。

ラチェット、ハブにグリス塗布

逆に組み立てていき


元に戻しました。

ということで、
元通りにして完成でした。



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